小さいときの記憶

「カイエビ」の話からちょっと小さいときのことを思い出してたんですけど、まだ幼稚園くらいのころ、身内の家には馬が飼われていて、馬小屋にもよく入ってました。
馬の種類の記憶は全くないんですけど、40年以上前だと道産子だったんでしょうかね。
まず、自分が小さかったんで、目線に見えるのは馬の脚で、高く見上げると顔が見えるんですけど、触れる高さじゃないんですよね。
あんまり動かないんで怖い感じはなかったんですけど、今思い出しても距離感が凄いです。
そのくらいの歳に1度しか会ったことのない亡くなった叔父の記憶も、自分の中では見上げた時の顔の印象しかなくて、凄く大きい人だなってイメージだったんですけど、自分が小さいだけなんですよね。

高さだけの記憶だけじゃなく、距離の記憶も全然違うもんです。
幼稚園に通ってましたけど、当時住んでいた家から幼稚園まで、350m切れるくらいの距離なんで、今、歩いて行っても5分程度なのに、あの時は、皆で列になってイッパイ歩いた気がしてます。
幼稚園の敷地だけでなく、たまに敷地外の空き地までみんなで歩いて行って、草花を摘んだり、虫をつかまえたりなんて遊んだ場所ですけど、随分と歩いた気がするんですけど、今見ると50mも離れてない幼稚園がすぐ見えるほぼ隣の空き地だったり…。
1歩が小さいんで、今の1歩の何倍も歩いたんでしょうね。

成長過程で見続けたものでは、劣化以外の変化はあまり感じてこなかったですけど、当時だけの記憶が残っていると、自分がいかに小さくて、今が成長したのかってのを感じます。
次は老化でその1歩が遠く感じるようになるんでしょうか(^^;)

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