扉①

よく大きな地震の時に見る映像として出てくるのが、家具が倒れるところです。
なので、比較的固定をしている人は多いと思いますが、固定をしてあるのに食器などが散乱してることがあります。
近年の多くの食器棚は観音開きの扉タイプが多いと思いますが、家にある一番新しい食器棚には扉の自動ロック機能が付いていました。
そんな機能もあるんだ~くらいしか思ってない機能でした。

普段あまり利用しないキッチン。
自分が使ったとしてもフライパンか小さな鍋くらいなんで、だいたい手元にあるもので、シンク下にあることから全く気にしてなかった場所がありました。
それは、吊戸棚。
滅多に使わない大きめの鍋、大き目のボールなどが収納されてます。
ある日、母親が台に上って大きな鍋を取り出してるのを見て、「あそこも扉だった!」って改めて認識しました。
しかも、鍋は比較的大きなものが多く、あんなものが飛び出して来たら怖い事に気づいたんです。
もう、36年も前の物ですし、耐震などの対策がとられているわけでもなく、多分、金具も弱ってるだろうと感じたんで、ネットでちょっと調べてみました。
そうしたら、自動ロックタイプの後付けグッズがあるじゃないですか。
震度4以上でロックがかかり、揺れがおさまると解除になるものです。
後付けでできるなんて思ってませんでした。
You Tubeにもロックがかかる仕組みの映像があって、揺れると爪が下りてきて、揺れがおさまると自然に上がる不思議な構造です。
実際にはどの程度の物かはちょっと分かりませんが、ゼロではなさそうなんで買ってみました。
届いたばかりでまだ取り付けはしてないんですけど、これが機能しなくても良い状況であってほしいです。

因みに、自動ロックだから飛び出さないから安心…と思ってたら甘いようです。
確かにいきなり飛び出すことはありませんが、中はどのような状態になってるか分かりません。
大きなものなら問題はないかもしれませんが、小物は中で崩れてる可能性があります。
先日の地震では、床屋のおじさん宅で食器棚を開けたら、中で崩れた食器などが一気に落下したそうです。
これも注意ポイントですね。